トランペットの話

ラインホルト先生 (Reinhold Friedrich)とヨルゲン (Jörgen van Rijen)さんの演奏会

ルツェルンフェスティバルの日本公演のため、ラインホルト先生が来日されてます。 オーケストラ公演の前に、10月1日から4日の4日間、六本木で東日本大地震のチャリティコンサートが開催されました。先生も毎日出演されていて、最終日のコンサートを聴いてきました♪

 

ルツェルンフェスティバルの移動式コンサートホール、アークノヴァ

アークノヴァとは、ルツェルンフェスティバルと音楽事務所のKajimotoが、東日本大震災の復興支援のために企画した、移動式のホールです。 ビニール素材出て来ており、輸送が簡単なように設計されています。

 

 

外から見たらこんな感じ!1時間ほどの送風で膨らむそうです!2015年秋には福島にこの移動式ホールが出来て、ラインホルト先生もコンサートをしていました。そのアークノヴァが今回は六本木のミッドタウンに来て、様々なコンサートが開催されました。日はアークノヴァの最終日。平日昼のコンサートにも関わらず、会場は満員のお客様でした!

 

アークノヴァのサイトはこちら👇
http://www.tokyo-midtown.com/jp/event/ark-nova/

 

久しぶりに聞いたラインホルト先生と絵里子さんの演奏

留学時代からずっとお世話になっている、ラインホルト先生と絵里子さんのお二人。コンサートはそんな2人の演奏するオネゲル作曲『イントラーダ』で幕開けしました。

ラインホルト先生は何を吹いても、先生の音楽が溢れていています。イントラーダはテクニックや耐久性が要求される曲ですが、その様な技術的な面よりも、やはり音楽が前面に出ている演奏😄😄 トランペット吹きが思うイントラーダのイメージとは全く違う、先生のイントラーダでした!

ラインホルト先生のイントラーダはCDでも聴くことができます。このCDの演奏も勢いがあって、トランペットらしい、とても素晴らしいですが、今回聴いた演奏は、それともまた違う印象の演奏でした! 派手すぎず、どことなく優しい感じの演奏。最後の伸ばしの音も、ピアノの音の減衰に合わせて、音を張らずに自然に響かせて終わっていました。

 

 

 

トロンボーン奏者、ユルゲンさんを初めて聴いて、その表現力に感動

続いて演奏されたのは、コンセルトヘボウ管弦楽団の主席トロンボーン奏者で、ルツェルンフェスティバルオーケストラでも主席を務める、ユルゲンさん。初めて彼の演奏を聴きましたが、最初のワンフレーズから彼の人並外れた演奏に、心が引き込まれました‼️

何よりも音色が素晴らしい! トロンボーンの音って、太くて少しモヤモヤしているイメージがありますが、ユルゲンさんは明るくて、太すぎずに、輪郭がハッキリしていて、でも柔らかさもある音色✨ そして音楽の表現力が圧倒的でした! 全ての音に意味があって、客席まで伝わって来ました!

トロンボーンってこんなにも表現力が豊かで素敵な楽器だったんだ! と再認識させられました。 本当に凄かった!!

 

ヨルゲンさんのHP👇
http://www.jorgenvanrijen.com/

 

 

1時間強のコンサートのラストはラインホルト先生とユルゲンさんのデュオ

1時間15分程のコンサートでしたが、プログラム最後は先生とユルゲンさんのデュオ。プロコフィエフの『ロミオとジュリエット』からの抜粋をラインホルト先生の為にアレンジされたスペシャル版で演奏しました。この組曲だけで30分近くあって、結構な大作でした!

このアレンジがまたとても大変そうで、トランペットパートはスゴく音が高かったです! 最高音はhigh Gでした💦 ブランデンブルグ協奏曲の最高音と一緒です。 ラインホルト先生の為にアレンジされたそうですが、彼にしか演奏できなそう(笑)

先生はピッコロ3台とC管トランペットを忙しそうに持ち替えてました! ピッコロはおそらくA管、Bb管、C管になっていたと思います。良くあんなに持ち替えをして、すぐにパッと演奏できるな〜😱

長い曲でしたが、有名な曲ですし、何よりもお二人のそしてピアノの絵里子さんの素晴らしい演奏で、あっという間に過ぎました♪ 当日の演奏会の様子がYouTubeにありました。 生で聴くのと印象が全然違うのが残念。やはりコンサートは生で見るのに限ります! フルートの方も一瞬ですが演奏してます♪ 題名のない音楽会の収録もあったそうなので、そのうち放送されると思います♪

 

 

 

コンサートは聴く人がいるからこその”コンサート”

今回のアークノヴァでのミニコンサートを聴いて感じた事。聴いていて、演奏者の皆さんが全員何かを表現しよう、伝えようという思いがスゴく伝わって来ました。演奏会には聴きに来ているお客さんがいて、その方々に何かを届けようという思いです。

僕は、いつも自分の演奏に手一杯になってしまっているな、と反省。もっと大切な事が有って、それは聴いている人と音楽を共有する事でもあるし、何かの思いを伝えたり分かち合ったりする事なんだと。その為に普段がんばっているんだ(いたんだ)と再認識させられました!

大切な事はいつもラインホルトが、ラインホルトの演奏が教えてくれる。そんな気がしたコンサートでした♪